2012.03.22

Adobe Photoshop CS6 パブリックベータを早速レビューしてみた #PS6beta

久しぶりのblog更新です。Photoshop CS3の時代にパブリックベータがあり、このサイトでも新機能の紹介などを行ってきましたが、2006年ですからもう6年近く前になります。(まだまだCS3も現役で使われています)

今回のCS6ではCS5から2年ぶりのメジャーバージョンアップということで、かなり機能アップがされているようです。またそれに合わせて必要システム構成も64bit環境が必要など引き上げられています。
MacOS X版、Windows版それぞれあり、パブリックベータが利用できるのは2012年5月31日(木)までとなっています。ということは、そのあたりにCS6の発売日が設定されているのかもしれません。

こちらのサイトで必要スペックやAdobe Labsからのダウンロード方法が確認できます。
http://www.adobe.com/jp/joc/photoshop/photoshop/ps6beta/

少し使ってみて、これは使えるなと思った機能を少し紹介します。

●Photoshop CS6とBridge CS6の両方がインストールされる
Photoshopを使うならBridgeは必須です。Photoshopをインストールすると自動的にBridgeもインストールされます。Photoshopと同様ダークなインターフェイスに変わり、写真が見やすい環境に変わりました。あまり深く使っていないので新しい点などはまだ確認できませんが、Bridgeにその機能が写ったコンタクトシートIIやPDFスライドショーは、Photoshopの自動処理メニューに復帰しました。
また照明効果などのフィルターが復活しています。

Adobe_bridge_cs6001

●レイヤーパネルにレイヤー内容の表示切り替えを行うボタンが追加
画像レイヤーや、テキスト、調整レイヤーなどレイヤー数が多くなり探すのが大変ですが、フィルターのように選択した種類のレイヤーのみの表示に切り替えられます。またレイヤー名などで検索することもできます。

Photoshop001

●段落スタイルと文字スタイルが設定可能
InDesignやIllustratorのように文字を多く利用するアプリケーションには段落スタイルと文字スタイル機能が以前からありましたが、Photoshopにもようやく搭載されました。機能的にはIllustratorのスタイル機能に近い設定項目があります。ただし日本語と英語やかななど複数の書体を組み合わせて作成する合成フォント機能はありません。この機能はWebデザインをされる方からの要望が多かったため搭載したそうです。

Photoshop002

●本格的なぼかし機能を搭載
専用のダイアログを使い、レンズを使ったような3つのぼかしフィルターが利用できます。またぼかしのかかり具合などを中央にある円形のカーソルを使ってコントロールできます。チルトシフトを使うとぼかしをかける範囲を指定してミニチュア風の写真が作れます。

Photoshop003

●キャンバスが回転する切り抜き機能
以前からあった切り抜き機能は、開いた写真に対して切り抜きエリアが移動したり回転していました。CS6では切り抜きたい大きさは中央に固定表示され、画像側が移動したり回転します。いつでも仕上がりを確認しながら切り抜き作業が行えるようになります。

Photoshop004

●ゴッホ調の油絵になる油彩フィルター
簡単に油絵で描いたような写真に仕上げられる「油彩フィルター」が追加されました。このフィルターでできあがった写真は、あたかも本当にキャンバスに描いた絵のように見えます。これはAdobe Labsで提供されていたPixel Benderというプラグインで実現されていた機能です。
このフィルターもそうですが、全般的にグラフィック処理が高速になっています。これはGPUの機能を利用して高速化を図っているそうです。

Photoshop005

●色調補正とマスクパネルは、属性パネルに集約
補正レイヤーのコマンド内容や、マスクをコントロールするためのパネルは、属性パネル内にまとめられ、ボタンの切り替えで内容が変わります。属性パネルは他にも3Dレイヤーを扱う場合などでも使われる、プロパティパネルのような役割となっているようです。

Photoshop006

●塗りつぶしレイヤーの内容を切替可能に
塗りつぶしレイヤーとは、ベタ塗り、グラデーション、パターンの3種類のピクセル情報をもたないタイプのレイヤーです。以前は、この3つとさらに補正レイヤーを相互に切り替えるメニュー「レイヤー内容の変更」がCS3まではありましたが、CS4から消えてしまいました。このサイトではこの機能を実現するためにアクションやConfigulatorなどを使って実現していました。
今回のCS6には一部ですが、その機能が復活していました。シェイプを使って図形を描く際には、ピッカーからベタ塗り、グラデーション、パターンが選択できます。これは一度描いた後でも、ベクトルパスを選択すれば、他の塗りつぶし内容に変えることができます。
他にもストロークに対して塗りを設定したり点線を指定するといった設定が加えられるようになりました。

Photoshop007

●レイヤーパネル上での右クリック項目が増加
いままではレイヤーパネル上での右クリックで表示されるメニューはありましたが、できるコマンドやレイヤーの表示色などを直接選択できるようになっています。
Photoshop CS6で新しく追加された機能などを体験したい場合には、ワークスペースを「Photoshop CS6の新機能」に切り替えてみるといいでしょう。メニューコマンドに色が付いた状態になります。

Photoshop008

他にも3D機能、ムービー機能などさまざまな新機能がありますが、気がついた点を簡単にまとめました。
ユーザーの意見を取り入れ、高速化を図っている今回のバージョンは楽しみです。とはいえベータ版ですので、仕事に使う場合など注意して使うことに越したことはありません。

ラッセルブラウンによる新機能解説もありますので利用される前に見てみましょう。
Watch the Russell Brown's 6 Favorite Features in Photoshop CS6 beta video

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2011.05.10

iPad用Photoshop Touch Appがリリース

Photoshop CS5と合わせて使用可能なiPad Appがリリースされました。Appは3種類。

Safari003
Adobe Color Lava for Photoshop
¥350
色をパレットの上でこねながら新しいカラーパレットを作成できるApp。作成したカラーパレットをそのままPhotoshopのスウォッチとして転送できます。メールに添付画像としても送れます。そのままKulerにそのまま投稿できればいいのに。と思ったAppです。

Safari002
Adobe Eazel for Photoshop
¥600
5本の指を画面上に置くとツールが指先に表示され、他の指を離すと残した指のツールが選択されます。そのままカラーや筆の太さ、透明度などをコントロールできます。作成した絵はPhotoshopに転送できます。使いこなすにはちょっと慣れが必要かも。少し重たいのでiPad2なら軽快に動作するでしょう。Photoshopを持って無くてもペイントして遊べるので、iPad Appの面白さを人に見せるには最適なアプリです。

Safari001
Adobe Nav for Photoshop
¥230
PhotoshopのツールボックスがそのままiPadで表示され、タップするとツールが切り替わります。ツールの場所を変えたり自分で使いたいものを配置できるのは、ConfigulatorのiPad版みたいなものです。また開いているドキュメントのタブを切り替えることもできます。描画色と背景色も表示されていますが、この色は変えられません。便利ですがもうちょっと使い勝手を向上して欲しい。

これらのPhotoshop Touch Appを使用するには、Photoshop CS5のバージョン12.0.4以降が必要。このバージョンはAdobe CS5.5に入っているPhotoshop CS5.1と同等のものです。
なお、iPadとリンクするには[編集]メニューから[リモート接続]を選びます。サーバー名とパスワードの設定ダイアログが表示されるので入力した上で、Appから接続します。サーバー名が表示されるので、パスワードを入れると接続されます。

Photoshop001

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2010.06.05

Photoshop CS5用「レイヤーの内容を変更」パネル

先日リリースされたCS5用のAdobe Configurator 2.0を使って、「レイヤーの内容を変更」コマンドを使うためのパネルのCS5用バージョンを作成しました。機能はCS4用と同じです。
ダウンロードすると、「changeLayerCS5J.mxp」というファイルができあがります。これはExtension Managerを使ってインストールできますが、日本語の部分がExtension Managerでは文字化けしてしまいますが、インストール後、Photoshop CS5で使ったところ問題なく使えるようです。

使用方法ですが、Photoshopを起動し、書類を開いてから[ウインドウ]メニューの[エクステンション]から[レイヤーの内容を変更]を選ぶとパネルが表示されます。

「レイヤーの内容を変更CS5」のダウンロードはこちら
Photoshop001

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2010.06.02

Photoshop CS5で「レイヤー内容を変更」メニューはどうなったのか #cs5_jp

ついにAdobe Creative Suite 5が発売が開始され体験版も使用できるPhotoshop CS5。
このブログでCS4の発表のときに掲載したCS3まであった「レイヤー内容を変更」メニューが無くなった件は、残念ながらCS5でも復活することなくメニューはありません。

今後Photoshop CS3からPhotoshop CS5に移行される方もおられると思うので、「レイヤー内容を変更」メニューについての簡単なおさらいを。

Photoshopのにある数々のレイヤー種類の中で、「塗りつぶしレイヤー」というものはピクセルやベクトルの情報をもたず、「ベタ塗り」「グラデーション「パターン」という3つの塗りつぶす方法を選択できるレイヤーです。
CS3までは、これら3つの塗りつぶしレイヤーを作成した後に、他の塗りつぶしレイヤーに変更できるメニューとして「レイヤー内容を変更」が存在していました。また塗りつぶしレイヤーだけでなく色調補正レイヤーにも変更できるため、結構便利な機能であったのですが、CS4のリリースに忽然と消えてしまいました。

幸いメニューから消えただけでコマンドとしては生きていたので、CS3でアクションとして作成しておけば、そのままCS4でも利用できました。またCS4のリリースに合わせ、パネルを自作できるConfiguratorというツールが登場し、このツールの中に「レイヤー内容の変更」が選べたため自作パネルとして利用することができました。そこでConfiguratorで作成したパネルとして公開したのが下記のものです。

Pixel Adjustment / レイヤー内容の変更

Photoshop CS5の発売に合わせて、今回はアップデイトされたConfigurator 2.0が登場しました。まだプレビュー版のようですが、確認したところ「レイヤー内容を変更」メニューが1.0同様選べるようです。CS4用のConfiguratorのファイルを変更する必要があるため、修正&テストしてCS5用も近日公開します。また今回からInDesign用のパネルも作れるようなので、こちらもテストしてみたいと思います。
Adobe_configurator_20001

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2010.05.23

Photoshop CS5とInDesignCS5に対応したAdobe Configurator 2.0プレビュー版が登場 #cs5_jp

CS4の時に登場したパネルを自作できるツール、Adobe ConfiguratorのCS5対応プレビュー版がAdobe Labsに登場しました。ダウンロード先は英語版になっていますが、AIRアプリは日本語化されているようです。作成したパネルはCS5専用になりますが。また、今回はPhotoshopだけでなくInDesign CS5にも対応しています。

Configuratorを使用するとよく使用するツールを自分でドラッグして配置したり、ボタンにメニューのコマンドを割り当てておきメニューから選択しなくとも起動できるようになります。またスクリプトを動かしたり、Flashデータを配置することもできます。

Adobe Configurator
Adobe_configurator_20001

1.0からの変更点は下記のようになっています。
・HTMLを貼付できるのでサイトを表示させたりすることが可能。
・作成したパーツにタブなどのコンテナを設置できる。
・レイアウトコントロールが向上し数値で指定できる。
・ポップアップウインドウをサポート。そこへHTMLやビデオも含められる。
・多言語に対応しメニューやコードヒントも日本語のテキストが表示される。
・アイコンなどを配置したときにボタンの枠などを消せる。

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2010.05.01

Photoshop CS5先行レビューその6:Content-awareで塗りつぶしてみる #CS5_jp

Photoshop CS5のコンテンツに応じるは、塗りつぶしコマンドで利用できます。数秒の作業であまりにもあっさり消えてしまうのでムービーにしてみました。写真や選択範囲のとりかたによって結果は変わってきますが、長方形ツールでおおまかに選択したり、多角形ツールでささっと選択した選択範囲に対して、塗りつぶしコマンドを選んで「コンテンツに応じる」を選ぶだけで、面白いように消えてくれます。

Dsc_1836_3Dsc_1449

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2010.04.19

Photoshop CS5先行レビューその5:Content-awareで色々消してみる #CS5_jp

Pscs5reviewPhotoshop CS5の売りの機能のひとつである「Content-aware」を使うとどんな感じで消せるのか、いくつかの写真で実際に試してみました。下に元写真と、「スポット修復ブラシ」の設定を「コンテンツに応じる」を選択して行って部分的に消してみた写真を並べて掲載しています。見比べてもらうと消した部分が分かると思いますが、すべての消去は、ほぼ1回のドラッグでここまで消せています。

実際にいくつかの画像をこの機能を使って消してみて以下のような特徴を感じました。
要は画像を選ぶということですが、それはコンテンツ次第であるわけで・・

●あまりゴチャゴチャしている部分に使うとおかしくなる。(こういうのはやはりコピースタンプで)
●テクスチャ感がある部分はうまくコピーされ馴染みやすい
●手すりや壁など、画像上にある直線的な部分は連続的に複製されやすい。
●コピースタンプのように少しずつ消すのではなく、消したい部分をまるごと選択する。

Dsc_0608

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Dsc_0779

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2010.04.17

Photoshop CS5の64bitのベンチマーク結果1.4〜2.4倍の効果あり #CS5_j

Photoshop Product MangerのJohn Nack氏のブログにPhotoshop CS5の64ビットで動作させたベンチマークが掲載されていました。これによると使用したマシンはNehalem Mac Pro Quard Core 2.66GHz x2+12GBのRAMでOSはMacOS X10.6.3。

Retouch Artists Speed TestではCS4に比べて2.4倍の処理が終わり
diglloydのアクションを使ったベンチマークテストでは1.4〜1.7倍のスピードで処理が終わったそうです。特に大きい画像ファイルを扱うときに如実に結果に表れるようです。

Running the Retouch Artists Speed Test:
CS4: 36.09 secs
CS5 64bit: 14.78 secs
2.4 times faster

Running the diglloyd benchmark Actions for Photoshop:
diglloydSpeed1
CS4: 38.05 secs
CS5: 23.1 secs
1.7 times faster

diglloydSmall
CS4: 56.01 secs
CS5: 26.48 secs
2.1 times faster

diglloydMedium
CS4: 120.15 secs
CS5: 83.85 secs
1.4 times faster

Opening a large (3.75GB) PSB file
CS4: 80.33 secs
CS5: 52.43 secs
1.5 times faster

Photoshop CS5 64-bit benchmarks

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2010.04.16

Photoshop CS5先行レビューその4:ポップアップでカラー選択できるHUDカラーピッカー #CS5_jp

Pscs5reviewPhotoshop上でカラーピッカーを表示し色を選択するには、描画色や背景色をクリックして別ダイアログを表示させる必要がありました。パネルの位置までカーソルを移動して色を変えて続きの作業をするのは面倒でした。自分でカラーパレットを作っておき、スポイトルールを使うということが多かったと思います。

Photoshop018CS5では新しくHUDカラーピッカーが追加されています。これはペイントの途中でCtrl-Option-Command-クリック(WindowsではAlt-Shift-右クリック)すると、その場にカラーピッカーが表示されます。HUDはHead Up Displayの意味ですかね。


Photoshop014_2カラーピッカーは四角形と円形の2種類があり、大きさともども環境設定で変更できます。円形を選んだ場合には周りにカラーホイールが表示されるペインタータイプの表示になります。


Photoshop017ブラシで描画しているときなど色を変更するのに、いちいちパネルやカラーピッカーまでカーソルを移動せずに色を変更できるようになります。


なおこれに伴い、ブラシのサイズと硬さを変更するショートカットと操作が変更になっています。
ブラシのサイズ変更:Ctrl+Option+マウスを横に移動(右に移動すると大きくなり左に移動すると小さくなる)
ブラシの硬さの変更:Ctrl+Option+マウスを縦に移動(上に移動するソフトとなり下に移動するとハードになる)

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2010.04.14

Photoshop CS5先行レビューその3:Content-awareを試す1 #CS5_jp

Pscs5reviewバージョンCS5の売りの機能のうちのひとつなのが、Content-aware。日本語では「コンテンツに応じる」ですが、CS4で追加された機能をさらに拡張したものです。CS4では画像全体を変形させるときに、前景にあるものと後景にあるものを分けて後景のみを引き延ばすという効果が利用できました。

CS5では「コンテンツに応じる」が2種類あります。1つ目は「スポット修復ブラシツール」で利用するタイプ。2つ目は「塗りつぶし」コマンドで選ぶ方法です。今回は「スポット修復ブラシツール」を使った方法で行ってみました。まず、「スポット修復ブラシツール」を選んでオプションバーで「コンテンツに応じる」を選択しておきます。

Photoshop009


次に消したい部分に合わせてブラシサイズを調整して塗りつぶします。塗った部分がグレーに変わり、マウスボタンを離すと計算処理が行われます。ここではテーブルのつなぎ目に合わせてドラッグしました。するとつなぎ目だけが消えたのがわかります。

Photoshop011

今度はモデムの部分全体を大きくドラッグしてグレーで囲んでみます。すると消したい部分を認識してテーブルのつなぎ目が連結したような結果になります。ただつなぎ目のラインがちょっとずれていたり影に段差が出来ています。これはレタッチする画像の内容やドラッグした部分に合わせて計算されるので毎回結果が変わってきます。

Photoshop012

「コンテンツに応じる」は万能ではなく「コンテンツによって」結果もかなり変わってきます。色々試行錯誤を繰り返して、どうやってレタッチを行えば目的の結果が得られるか特徴をつかんでおく必要がありそうです。引き続き他の画像でも色々実験を行っていきます。

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