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InDesignユーザーの祭典 INDD 2012 Tokyoが7月20日に開催【超早割は6月5日まで】

Indd2012banner2012年7月20日金曜日にユーザー主催のイベント「INDD 2012 Tokyo」がベルサール汐留 2Fホールで開催されます。

InDesignユーザーによるInDesignのためのセミナーイベントでは、DTP業界の現場で活躍する方々が登場し、有益なセッションが数多く予定されています。セミナーには、InDesignトラックと電子書籍トラックがあり、私も電子書籍トラックの下記セッションに出演します。

[B-4]ADPSことはじめ(InDesignの電子雑誌ソリューション)
[B-6]パネルディスカッション「電子書籍はビジネスになるのか?どうやったらビジネスにできるのか?」

全セッションの参加費が、通常9,000円が6月5日までは超早割で2,000円引きの7000円。さらにPaypal決済では6,700円になるそうです。

私のセッションでは、ADPSを使った電子出版だけではなくiPadと組み合わせたプレゼンためのソリューションも紹介する予定です。

http://indd.jp/

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Adobe InDesign CS6の新機能ーADPS編その2 リキッドレイアウトと代替レイアウト

Cs6_id_boxshot_3in_shadow_2InDesign CS6で追加された新しい機能の注目の1つがリキッドレイアウト、代替レイアウトです。この機能は、ひとことで言うとWebにある、ページ幅に合わせて画像の大きさやテキストの幅が変化するリキッドレイアウトの仕組みをInDesignに持ち込んだようなものです。

また同様に、テキストフレームの段数が段幅に合わせて自動的に変わる機能も追加されています。これもウインドウ幅に合わせて、ページの段数が変わったり、レイアウトが変わるWebのレスポンシブレイアウトの考えを採り入れたものといえます。

紙媒体向けでページサイズが変わることはめったにありませんから、複数のスクリーンサイズや、縦横表示を考慮する必要があるADPS向けの機能といえます。

リキッドレイアウトとテキストフレームの可変幅機能

画像が入ったフレームの大きさを上下左右のページ端からの距離を基準にしたり、ガイドラインを使用してページの大きさが変わった時に、ページレイアウトが崩れることなくページの大きさにフィットします。

この機能は紙媒体向けでは使われる事は少ないと思います。ですが、同じグラフィックやテキストを使って違う媒体サイズを作る場合もあります。複数の媒体への出稿が必要な広告製作や、掲示場所によってサイズがまちまちなバナー、ポスターなどをイベントサイン製作には利用できそうです。

実際に作業を行う際にはページにレイアウトしたフレームを選択し新しく追加された「リキッドレイアウト」パネル上でページルールや画像をフィットさせるか、縦横のサイズ変更、基準位置を指定します。画像をフレームサイズが変わっても自動的にフィットするように変形する機能は、フレーム調整オプションとしてCS5で追加された機能です。

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また新しくテキストフレームに対して段組を可変させる機能が付きました。これによりテキストフレームの幅が増えた場合には、設定した基準の段幅を超えると、自動的に段数が増える仕組みになります。

とは言っても勝手に段数が変わってしまうので、印刷向けの場合にはオフにしておくほうがよいでしょう。また段幅を固定する「固定幅」、段数を固定する「固定値」も選べます。

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代替レイアウト

代替(だいたい)レイアウトは、現在のページを元に新しいサイズのページを作成します。1つのページに対して複数の代替レイアウトを作成できます。たとえばiPadの縦サイズに対して横サイズを作成したり、他のAndroid向けタブレットサイズを作成することもできます。電子デバイス向けだけでなく、A4縦とB5縦、A4横と縦のような組み合わせも作れます。

画像フレーム、テキストフレームは、元のフレームに対してリンク状態を保つため、親フレームのテキストを修正すれば、代替レイアウト上のテキストフレームを更新すると新しい内容に変わります。更新された場合には、リンクパネルにも表示されます。

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Adobe InDesign CS6の新機能ーADPS編その1

Cs6_id_boxshot_3in_shadow_2Adobe Creative Suite 6が発表になり、InDesignもCS6にバージョンアップされます。5月11日から発売が開始されます。

今回のバージョンアップによりDigital Publishing Suite関連の機能がInDesignに統合されたり、便利に使える機能が増えました。またCreative Cloudの登場により、Master Collectionが年間6万円で使用できるだけでなく、ADSPのSingle Editionが利用可能になるなど、より使いやすい環境が整ってきています。
ADPSのSingle Editionは、現在単体で販売されていますが(Creative Cloudにて近日公開)となっています。

なお、InDesignがCS6になったからといって今までのCS5/CS5.5で利用していたADSPが使えないわけではなく、InDesignとは別にADSPのサービスはクラウドサービスとして提供されるものです。今までと同じように、Folio Producer Tools, Folio Builderとして提供されプラグインのバージョンが上がっていくと思われるので、前バージョンでも利用可能になると思います。

InDesign CS6のインタラクティブPDFやADPS関連

InDesign CS6では、インタラクティブPDFやADPS関連の機能で注目点をあげるとすると以下のようなものがあります。
・新規ドキュメント作成時のDPS用プロファイル作成
・iPhoneやKindle Fire. Nook, Xoomなどのサイズが選択可能
・ADPS用のワークスペースが追加された
・代替レイアウトによる、縦横レイアウトの生成
・リキッドレイアウトによるリサイズ時に合わせた変化
・HTMLの挿入
・OverlayCreatorで作成したファイルなどを含んだパッケージが作成可能
・テキストフィールドにフォームの指定や、チェックボックスやリストなどフォームに必要なボタンを設定可能。
・サンプルボタンとフォームに、多くのフォームサンプルが用意された。

そのほかの新機能

・テキストフレームの伸縮方向を指定し、オーバーセットが起きない自動で拡大縮小するテキストフレームオプション
・右下の分割ボタンをクリックするとレイアウトビューを分割可能。同じドキュメントの違う部分を表示できる。片方に代替レイアウトを表示させ比較することもできます。
・代替レイアウトと関連する機能で、テキストやオブジェクトを親オブジェクトとリンクさせられる。
・オブジェクトを一時的に配置しておけるコンテンツ収集ツール
・最近使用したフォントをフォントメニューリストの上部に表示させられる
・グレイスケールでのプレビューとPDF書き出し
・背景を透明にしたPNGデータとして書き出しが可能

デジタルパブリッシング用プロファイルが追加


新規書類作成時は、今まではWeb用のみでしたが、デジタルパブリッシングが選択可能になり、iPad(1024×768px)iPhone(480×320px)、Fire/Nook(1024×600px)Xoom(1280×800px)が選べます。

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デジタルパブリッシング用ワークスペースが追加


パネルの使用頻度がDTP時と違うため、自分でワークスペースを作っていましたが、最初からワークスペースが用意されました。またプリフライトパネルでもADPS用のプロファイルが選択できます。さらにOverlayCreator内でリンクしたフォルダーなどが外れた時、CS5.5まではプリフライトでチェックできなかったのが、ちゃんとリンクエラーが表示されるようになりました。

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【お知らせ】8月19日に大阪で開催されるイーパ部に参加します。

Safari001_28月19日(金曜)開催される「イーパ部 in 大阪」1周年記念スペシャルに登壇させていただくことになりました。

「イーパ部 in 大阪」は、関西を拠点に活動されている電子書籍の勉強会です。今回は1周年記念スペシャル。私のセッション以外にも、アンドロイド向けに電子書籍の開発を行うシステックさんや、フォントワークスさんの電子書籍におけるフォントの使用許諾範囲の紹介など、電子書籍関連のセッションが盛りだくさんです。

私のセッションでは、InDesign CS5.5で使用するEPUBテンプレートを使い方や、ADPSの紹介などを予定しています。なかなか関西でのセミナーはないのですが、参加費は500円とワインコインのみ。お近くの方は是非この機会にご参加ください。

開催は明日と時間が迫っていますが、まだ若干席があるようです。

時間:2011年8月19日(金)19:00〜21:10
場所:メビック扇町  交流スペース3
参加費:ワンコイン(500円)

申し込みはこちらから
イーパ部 in 大阪

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【イベント】「InDesignでつくる電子書籍セミナー」本日午後7時より開催USTREAM中継します。

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本日午後7時からデジタルハリウッドさん1Fホールで行われる「InDesignでつくる電子書籍セミナー」がUSTREAMで中継されます。

中継はこちらから!
USTREAMチャンネル:デジタルハリウッド東京本校

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【イベント】「InDesignでつくる電子書籍セミナー」開催のお知らせ(7/15参加無料)

急遽デジハリさんの協力のもと無料セミナーの開催が決定いたしました。今回は、書籍の発売記念と、デジタルハリウッドさんで新講座『電子書籍&エディトリアルデザイントレーニング講座』(8月開講)の開講記念として開催されます。

書籍内で紹介しているFolioとEPUB作成のコツやワークフローから、iPad用のADPSの実例などをご紹介します。

日時:2011年7月15日(金)19:00~20:30
場所:デジタルハリウッド東京本校 1Fセミナールーム
   JR/御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口・丸ノ内線/御茶ノ水駅・
   千代田線/新御茶ノ水駅から徒歩2分。地図はこちら
定員:100名 / 無料・要予約

ご参加ありがとうございました。

デジタルハリウッドさんの新講座『電子書籍&エディトリアルデザイントレーニング講座』の詳細については、こちらをご確認ください。

『電子書籍&エディトリアルデザイントレーニング講座』

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Adobe Digital Publishing Suiteを使ったiPadアプリ事例のリンク集

書籍内では、Adobe Digital Publishing Suiteを活用した海外の電子マガジン事例から、インタラクティブコンテンツや、ADPSの面白い使い方をしているアプリをいくつかピックアップして紹介しています。

書籍内ではリンク先のアドレスのみ記載されており、URLを入力するのも大変なので、これらのマガジンをダウンロードするためのリンクアドレスをまとめました。
それぞれiPad用のアプリとして無料ダウンロードが可能になっていますので、iPadをお持ちの方は実際に触ってみるとADPSはこうやって使うのか。というのかよく分かります。

(ただし、それぞれアプリサイズは巨大なのでご注意を!)

ADPSを使ったiPad電子出版事例

Safari001●米国Adobe Systems社「Digital Publishing Gallery」
http://blogs.adobe.com/digitalpublishinggallery/

Safari002●FOTOHITS Magazin
http://itunes.apple.com/us/app/fotohits-magazin/id396297293?mt=8

Safari003●Martha Stewart Everyday Food Magazine
http://itunes.apple.com/jp/app/martha-stewart-everyday-food/id415692528?mt=8

Safari004●Martha Stewart Living Magazine for iPad
http://itunes.apple.com/us/app/martha-stewart-living-magazine/id399094624?mt=8

Safari005●Autoesporte
http://itunes.apple.com/jp/app/autoesporte/id397421073?mt=8

Safari006●Golf Digest Magazine
http://itunes.apple.com/jp/app/id411015672?mt=8

Safari007●YOU Inspire
http://itunes.apple.com/jp/app/you-inspire/id417945164?mt=8

Safari008●Credit Suisse bulletin
http://itunes.apple.com/jp/app/credit-suisse-bulletin/id384076015?mt=8

Safari009●VOGUE
http://itunes.apple.com/us/app/vogue/id420569570?mt=8

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「ADPS & EPUBがやってくる InDesignで作る電子書籍」の詳細内容が公開されました。

Indesigncover_22011年7月4日の発売に合わせて、発行元のワークスコーポレーションさんのサイトや、Amazonに書籍情報が掲載されました。ワークスコーポレーションさんのサイトでは詳細な目次内容や、立ち読みコーナーで見開きでページ内容確認できます。
ただいま予約受付中です。
(発売日が2011年7月4日になりました。あらかじめご了承ください。)

【先行予約】[本] ADPS & EPUBがやってくる InDesignで作る電子書籍 /樋口泰行 著|ワークスコーポレーション

Amazon.co.jp : ADPS & EPUBがやってくる InDesignで作る電子書籍

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InDesign CS5.5のADPS/EPUB関連不具合まとめ

Adobeのサポートに掲載されているInDesign CS5.5からEPUBへ書き出しと、ADPSを利用する際の問題点のリストです。

●EPUBに書き出すとInDesign CS5.5が強制終了する

●InDesign CS5.5で作成したドキュメントがCS5で開けない場合

●ADPS関連

●InDesign CS5用に前からありますが「おかしいと思ったら」。CS5.5でも同様と思われるのでチェックしましょう。

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「ADPS & EPUBがやってくる InDesignで作る電子書籍」の内容を一部紹介します

Acrobat002_2本書の構成は大きくADPSとEPUBのパートに分かれています。
ADPSのパートでは、InDesign CS5/CS5.5で利用可能なADPSのサービスの全体概要を解説します。さらに、Folio Producer toolsを使って可能なこと。実際に作例を使ったFolioの作成の手順を追って紹介します。ここで使用するコンテンツデータはこのサイトでダウンロード提供予定です。
また、作り方だけでなく、ADPSの事例などを紹介しながら、縦向き・横向きのレイアウトや、インタラクティブコンテンツをデザインする際のポイントなどを紹介します。

Acrobat003_2EPUBのパートでは、新しく発売されたInDesign CS5.5に搭載されているEPUB書き出し時のタグとクラスの設定方法、EPUBに書き出すための効率の良いInDesignドキュメントの作り方を紹介します。InDesignだけの設定だけでどこまでの表現が作成できるのかを基本としてEPUBを作成、EPUBとして書き出したファイルを解凍しCSSを編集した上でEPUBへ戻す方法などの手順も解説しています。
またEPUB 3のドラフトに対応したInDesignで作成した縦書きや、ルビ・圏点などの表現を組み込んだページの作成から、WebKit、Google Chromeを使った確認方法についても取り上げています。

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