« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »

2012年5月

InDesignユーザーの祭典 INDD 2012 Tokyoが7月20日に開催【超早割は6月5日まで】

Indd2012banner2012年7月20日金曜日にユーザー主催のイベント「INDD 2012 Tokyo」がベルサール汐留 2Fホールで開催されます。

InDesignユーザーによるInDesignのためのセミナーイベントでは、DTP業界の現場で活躍する方々が登場し、有益なセッションが数多く予定されています。セミナーには、InDesignトラックと電子書籍トラックがあり、私も電子書籍トラックの下記セッションに出演します。

[B-4]ADPSことはじめ(InDesignの電子雑誌ソリューション)
[B-6]パネルディスカッション「電子書籍はビジネスになるのか?どうやったらビジネスにできるのか?」

全セッションの参加費が、通常9,000円が6月5日までは超早割で2,000円引きの7000円。さらにPaypal決済では6,700円になるそうです。

私のセッションでは、ADPSを使った電子出版だけではなくiPadと組み合わせたプレゼンためのソリューションも紹介する予定です。

http://indd.jp/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ADPS用ツールの新バージョン、Folio Producer Tools v20が公開【ダウンロード公開】

AdpsiconFolio Producerの新版v20が公開されましたが、iPad版のViewerアプリがまだリリースされていないので、ダウンロードはアプリのバージョンが上がるまで待ちましょう。
Folio Producer toolsはバージョン1.10になります。
iPad版のビューワーがアップデートされました。

また、Folio Builder Panelは12.2.2になります。クラウド上にあるFolio Producerの仕様が変わったため、Folio Builderパネルのみは最新バージョンに更新しないとアクセスできなくなります。

なおInDesign CS5.5のv7.5.3へのアップデータも公開されています。こちらは、CS5のプラグインをCS5.5で読み込み可能。合成フォントを使った場合EPUB書き出し時に強制終了の修正。不正なShift-JIS Macエンコードのドキュメント名を使用した場合の強制終了の修正。など様々なバグフィックスが含まれています。PDF書き出しの問題は修正されているのでしょうか?

Folio Producer tools、Folio Builderのアップデータをダウンロードしていいかの判断は、こちらのサイトが参考になります。Folio Builder Panelは常に最新のものを入れてOK。Folio Producer toolsは上位バージョンで保存してしまうと下位バージョンで扱えないのでインストールには注意が必要です。

http://caniupdateadobedps.com/

Safariscreensnapz001

今回のバージョンでは、InDesign CS6へ代替レイアウトへの対応。iPhone(3GS以降)への対応などがあります。
iPhoneのサイズ、480×320、960×640のRetinaサイズに対応していますが作成できるのはMulti Folioのみなので、Single Folioのみに対応するSingle Editionで作成できないようです。

またFacebook, Twitter, emailやコピー&ペーストを使ったソーシャルシェアリングにも対応。Folioのページを見た人がリンクを投稿できます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Adobe InDesign CS6の新機能ーADPS編その2 リキッドレイアウトと代替レイアウト

Cs6_id_boxshot_3in_shadow_2InDesign CS6で追加された新しい機能の注目の1つがリキッドレイアウト、代替レイアウトです。この機能は、ひとことで言うとWebにある、ページ幅に合わせて画像の大きさやテキストの幅が変化するリキッドレイアウトの仕組みをInDesignに持ち込んだようなものです。

また同様に、テキストフレームの段数が段幅に合わせて自動的に変わる機能も追加されています。これもウインドウ幅に合わせて、ページの段数が変わったり、レイアウトが変わるWebのレスポンシブレイアウトの考えを採り入れたものといえます。

紙媒体向けでページサイズが変わることはめったにありませんから、複数のスクリーンサイズや、縦横表示を考慮する必要があるADPS向けの機能といえます。

リキッドレイアウトとテキストフレームの可変幅機能

画像が入ったフレームの大きさを上下左右のページ端からの距離を基準にしたり、ガイドラインを使用してページの大きさが変わった時に、ページレイアウトが崩れることなくページの大きさにフィットします。

この機能は紙媒体向けでは使われる事は少ないと思います。ですが、同じグラフィックやテキストを使って違う媒体サイズを作る場合もあります。複数の媒体への出稿が必要な広告製作や、掲示場所によってサイズがまちまちなバナー、ポスターなどをイベントサイン製作には利用できそうです。

実際に作業を行う際にはページにレイアウトしたフレームを選択し新しく追加された「リキッドレイアウト」パネル上でページルールや画像をフィットさせるか、縦横のサイズ変更、基準位置を指定します。画像をフレームサイズが変わっても自動的にフィットするように変形する機能は、フレーム調整オプションとしてCS5で追加された機能です。

Indesign001_6

また新しくテキストフレームに対して段組を可変させる機能が付きました。これによりテキストフレームの幅が増えた場合には、設定した基準の段幅を超えると、自動的に段数が増える仕組みになります。

とは言っても勝手に段数が変わってしまうので、印刷向けの場合にはオフにしておくほうがよいでしょう。また段幅を固定する「固定幅」、段数を固定する「固定値」も選べます。

Indesign006

代替レイアウト

代替(だいたい)レイアウトは、現在のページを元に新しいサイズのページを作成します。1つのページに対して複数の代替レイアウトを作成できます。たとえばiPadの縦サイズに対して横サイズを作成したり、他のAndroid向けタブレットサイズを作成することもできます。電子デバイス向けだけでなく、A4縦とB5縦、A4横と縦のような組み合わせも作れます。

画像フレーム、テキストフレームは、元のフレームに対してリンク状態を保つため、親フレームのテキストを修正すれば、代替レイアウト上のテキストフレームを更新すると新しい内容に変わります。更新された場合には、リンクパネルにも表示されます。

Indesign005

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »