【Adobe MAX 2011】ADPSシングルエディション発表。個人向けで1Folio $395でInDesignからiPadアプリが作れる
米国で開催されているAdobe MAX 2011にあわせてADPSの新しいエディションAdobe Digital Publishing Suite Single Editionが発表されました。
日本でも先日ADPSのプロフェッショナルエディションが正式発表されましたが、従来のエディションは出版社や印刷会社向けで、アプリ本数制限のない年間60万円(月額5万円)が必要。個人レベルでADPSを使った電子出版を行うにはハードルが高く導入は難しいものでした。
シングルエディションでは、作家個人でもADPSを使いFolioの作成からアプリの作成・申請が可能になり、従来の年単位のサブスクリプションではなく、1Folioあたり$395の価格になります。米国では11月末にリリース予定されますが、それ以外の国ではスタートは未定。
(宣伝:いまのうちに「ADPS & EPUBがやってくる InDesignで作る電子書籍」で作り方を覚えておきましょう。)
円相場から見ると、日本では1Folioあたり29,800円(希望)〜39,800円の間ぐらいで提供されるのではないかと予想されます。
コンテンツを持つ個人作家、フリーランスのデザイナー、デザインファームなどが自らInDesignを使用してインタラクティブなコンテンツをデザインし、低価格でiPadアプリとしてリリースすることができます。
また、同時にProfessional Editionの月単位支払いも開始されます。こちらは月額$495で年間分をまとめて支払う必要がなくなるので導入しやすくなります。
NEW Adobe Digital Publishing Suite, Single Edition announced!
http://blogs.adobe.com/digitalpublishing/2011/10/new-adobe-digital-publishing-suite-single-edition-announced.html
ADPSの各エディション価格・サービス内容一覧表
http://www.adobe.com/products/digitalpublishingsuite/pricing/
一覧表によると、シングルエディションでアプリが作成可能なのはiPadのみ。Android /BlackBerry向けで行う場合にはプロフェッショナルエディションが必要です。
また作成可能なFolioはシングルフォリオのみ(追加ダウンロードや追加購入機能がないフォリオ)アプリ販売の解析機能がない。などの機能制限があります。
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