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2011年9月

Adobe Digital Publishing Suiteプロフェッショナル版が正式販売スタート

Adpsicon9月15日にAdobe Digital Publishing Suiteのプロフェッショナル版が正式発表になりました。ADPSは店頭での販売ではなく、リセラーから購入する必要があります。日本におけるADPSの販売リセラーは以下の4社になります。

・株式会社大塚商会
プロダクトプロモーション部アドビプロモーション

・キヤノンマーケティングジャパン株式会社
ITプロダクト推進本部 ITプロダクト企画部 ITプロダクト企画課

・株式会社Too

・株式会社モリサワ
東京本社

■参考価格(税抜き)
・プラットフォーム利用費:年間60万円(5万円/月)

・サービス費用 (年間発行予定部数)
25,000ダウンロードまで 625,000円
250,000ダウンロードまで 4,250,000円
500,000ダウンロードまで 7,000,000円

価格は当初の発表通りです。あくまでも参考価格なので、リセラーからの販売ということは見積もりによる価格交渉の余地は残されていると期待します。


Adobe DIGIPUB MAGAZINE http://adobe-digipub.jp/

また「全日本印刷工業組合連合会」では、Adobe CS5.5の特別ライセンスプログラムを実施しています。全印工連組合員限定ですが、CS5.5を低価格で購入できるだけでなく、ADPSの無償半年間トライアルが付属しているそうです。プラットフォーム費が半年分は30万円が付いてくる形になり、ADPSを試してみようと考えている会員にはよいかもしれません。申し込み受付は10月31日まで。

●全印工連 特別ライセンスプログラムのご案内
http://aj-pia.or.jp/slp2011/index.html

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Folio Producerが無料Adobe IDユーザーにも解禁

Adpsicon急な仕様変更にも驚かなくなってきたAdobe Digital Publishing Suite。書籍の発売時には、Adobe IDを使ってAcrobat.comへ接続して自作のFolioの順序を変えるなどの設定が行うことができました。
残念ながらその仕様は7月の段階で無料Adobe IDでは管理設定が行えなくなっていました。

しかしFolio Producer 1.5のリリース後、Adobe Digital Publishingのサイトから無料で取得したAdobe IDを使ってログインすることで、Folio Producerを使ってFolioの順序や右綴じの設定などが行えるように、なんど仕様が再び変わりました。

今までADPSの正式なアカウントがないと接続できなかった「ダッシュボード」へのログインが可能になっています。iOS向け、Android向けなどのアプリケーション申請を行う、Distribution Serverや、Viewe Builder、解析などのサービスは有料のAdobe Digital Publishing契約者のみ使用できるようになっています。

既にAdobe IDを取得しており、InDesignのFolio Builderを使ってFolioのアップロードを行っている方は、こちらからログインしてみてください。Acrobat.comの入り口とは別にADPS用の専用サインインページになります。

●Digital Publishing Suite Folio Producer
https://digitalpublishing.acrobat.com/

アップロードしたFolioがある場合には、Folio ProducerからFolioの記事の一覧が表示できます。
(タイトルに「Folio Producer:台割り」なんていう、また分かりづらい名前が付けられています)

Firefox002

また、このサービス仕様変更により、「InDesign CS5/5.5を使わずとも」Folioを作成できる可能性が出てきました。詳細については次回コラムで書きます。

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【コラム】InDesignで作るADPSとEPUBのジレンマー第3回「プレゼンツールとしての電子書籍作成」

Columntitle●プレゼン型電子コンテンツ

現在タブレット端末上で利用される電子コンテンツには、EPUBのように読み物を中心とした電子書籍をターゲットにしたコンテンツやツールの開発が多く行われています。

それに対してAdobe Digital Publishing Suiteのように今までにないインタラクティブ性を持たせたビジュアル体験を含んだ電子コンテンツ制作ツールもあります。セミナーなどで紹介するときには分かりやすいよう、このタイプの電子書籍を総称して「プレゼン型電子コンテンツ」と呼んでいます。

これらの電子コンテンツは自分が見て楽しむものでもありますが、自分以外の人に見せるための「プレゼンテーション」としての役割が強いと考えられます。
ADPSを使って作られたアプリには、書籍や雑誌などの読み物を対象としたコンテンツが多くありますが、教育向けの言語学習ツールや美術館など、視覚的に訴えるプレゼン的な性格を持ったコンテンツが多く存在します。

InDesignで作成されたFolioコンテンツ実際に専用ビューワーで閲覧してみると画面上でタップによる画像や文字の切り替え表示、動画、音声の仕掛けなどインタラクティブな仕掛けを使えます。これは、インターネットが普及する以前、Macromind Director(のちのMacromediaからAdobeへ移管)で作られたマルチメディアCD-ROMコンテンツと似ているのが分かります。

ボタンによるインタラクティブ性とページ概念の元をたどれば、かつてマッキントッシュにバンドルされていたHyperCardまでさかのぼることができるでしょう。CD-ROMコンテンツではクリックで画面が転換するだけでしたが、iPadのように直接スクリーン上を指を滑らせるインターフェイス上にページの概念を持たせ、さらに表示端末の縦向き、横向き表示に対応させたものが、現在のビジュアル中心の電子メディアの正体です。

●Folioをプレゼンツールとして使う

つまりFolio Producer toolsはiPadを使った「プレゼンコンテンツ作成ツール」としても使うことができるわけです。ただし残念なのは、CD-ROM時代からあまり進化していないインターフェイスデザインと操作性です。それはページとサムネールビュー間の移動が分かりづらく操作しにくい点にあります。

下の画面はFolioのページビューを見た場合と、Folio全体をサムネールビューで表示した場合の画面ですが、ページビューとサムネールは分断されていて、見たいページにダイレクトにジャンプできません。サムネールでのページめくり位置も以前見た位置が記憶されており、リセットはされません。一度表示したページ位置が保持されているので、そこからページをめくっていかないとたどり着けないのです。また、Folioが横方向に記事、縦方向にページを並べている構造も複雑にしている原因の要素です。

Adps

同様の電子書籍ツールとして注目を浴びている「Push Pop Press」があります。最近Facebookに買収されたPush Pop Pressですが、このツールを使って制作された電子書籍アプリとしてアル・ゴアの「Our Choise」があります。このコンテンツでは上部にカバーページがあり、その下にサムネールビューがあります。サムネールのページやページ上の写真やムービー、グラフィックをタップしたり、ピンチイン/ピンチズームすることで、ストレスなくいつでも好きなページを拡大して見ることができます。またページは横方向にのみ連続しているので、構造が分かりやすくなっています。

Push Pop PressのOur Choiceについはこちらから購入できます。紹介ムービーなども確認可能です。
http://pushpoppress.com/ourchoice/

Push

「プレゼンテーションのし易さ」は「コンテンツとしての閲覧のしやすさ」とイコールと考えられます。Push Pop Press社は今後、このインタラクティブ性を持った電子書籍制作ツールをリリースする予定ではあります。ですが、実際にどのようなツールになるのかはまだ不透明です。

Facebook社ではなく、Adobe社がPush Pop Pressを買収して、インターフェイスを採り入れて欲しかったところですが、今後はほかにもアップルのiLife, iWorkのように手軽に簡単にコンテンツを作成できるツールが登場してくるかもしれません。そうなると、まだ未知の領域である電子コンテンツ制作アプリの勢力図が変わる可能性は十分にあります。

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Android用Adobe Content Viewerのダウンロード提供開始

AndFolio Producer Tools 1.5のリリースに合わせて、Android OS用のAdobe Content Viewerの提供が開始されました。バージョンは2.0となります。

iPad用のAdobe Content Viewerと同様、無料でAndroid Marketから入手が可能です。このアプリにより、InDesignで作成したFolioを誰でもがAndroidタブレット上で閲覧可能になります。

●Android Marketでの入手先
https://market.android.com/details?id=air.com.adobe.contentviewer

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Folio Producer toolsが1.5.0にバージョンアップ

AdpsiconinDesign CS5/CS5.5に追加インストールすることでAdobe Digital Publishing SuiteのFolioコンテンツが作成できるツール、Folio Producer toolsが1.5.0にバージョンが上がりました。

一気に1.5.0に上がったのですが、いちどアップデートして保存してしまうと、いままでのバージョンとは互換性がなくなります。
細かいバージョンフィックスを行いながら不具合を直しつつ細かくアップデートされてきたので、いま制作中のコンテンツがある場合には、慌ててインストールしないほうがいいかもしれません。

リリースノートが出ていないようですが、インストールしたところ以下のような変更点が確認できました。
・デスクトップ版Adobe Content Viewerがバージョン2.0にアップデート
(iPad版のAdobe Content Viewerは現在1.9です。そうなるとFolio Produce 1.5で作成したコンテンツは、iPad版のAdobe Viewerも2.0がリリースされないと閲覧できないかもしれません。現在のバージョン1.9で再生が可能だそうです。)

【9/5追記】
今回のバージョンは、信頼性とパフォーマンスアップのためのもので特に新機能はないそうです。ただし複数のビデオが1つの記事内に入っていると、表示がうまくできない場合があるそうです。書籍用に作成したサンプルFolioもビデオが2つ入ってるためか、Folio Producer 1.5によって新しくなったAdobe Content Viewer 2.0 for Desktopで表示してみると、ビデオのページで表示が止まってしまいました。

ダウンロードはこちらから



●Folio Producer Tools for Windows
http://www.adobe.com/support/downloads/product.jsp?product=172&platform=Windows

●Folio Producer Tools for Macintosh
http://www.adobe.com/support/downloads/product.jsp?product=172&platform=Macintosh

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